ＮＰＯ法人外国人就労支援センター

現在

団体設立当初の主対象者であった外国人のみならず、子育て中のママ・シングルマザー・若者・障害者・高齢者など、多様な人材が活躍できる状態の形成を目的として、多世代・多文化が集える居場所づくりや、適材適所を拡張した新しい視点での就労支援の実施、さらに、小学生から大学生ならびに社会人を対象とした次世代の人材育成を意識したインターンシッププログラムを実施してきた。
当団体は、地域に存在するステークホルダーの企業や個人とコンソーシアムを形成し、これまで就労弱者と考えられてきた人たちが、むしろその特性や属性を利用してイキイキと仕事や暮らしを営むことができるように、既存の仕事に対して、ダイバーシティや生態系といったシステムを組み込み、そこに向けて適材を配置するという感覚で、協働先の事業体へ就労支援や職場環境の改善に関するディレクションを実施している。
例えば、「日本で唯一の、心に傷を負った外国人の為の社会復帰に関わる支援」の実施や、「子育て中のママが、赤ちゃんを連れながら働くことのできる介護デイサービス」、「孤立しがちな子育て中のママが赤ちゃんと一緒にランチを楽しみながら、情報収集を行うことができるカフェ」などである。
元々は、外国人の就労支援のために取り組んだものが、結果的に、社会から取り残された様々な人々の可能性を再発見する活動へと変化している。